原家族とは?アダルトチルドレンの原因になる8つのルールと克服法

アダルトチルドレンの原家族ってどういう意味?
克服方法も教えて?

 

✓本記事の内容

  • 原家族とは?
  • 原家族(機能不全家族)の8つのルールと
    克服方法
  • まとめ

 

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いながきつとむです。

 

アダルトチルドレンの本とかでよく見る、「原家族」ってどういう意味?
克服するのに関係あるの?

 

そんな疑問にお答えしようと思います。

 

実際、僕も自分の原家族を見つめていく中で、大きなを発見したので、最後にお伝えしたいと思います。

 

原家族とは?そしてアダルトチルドレンの克服方法を見ていきましょう。

 

先に結論を書いておくと、

  • 原家族とは、「小さい頃の家族の現状のこと」
  • 原家族(機能不全家族)にはACの原因になる8つのルールがある
  • アダルトチルドレンを克服するには原家族を振り返る

です。

 

このことについてもう少し詳しく教えて欲しいという方は、記事を読み進めて下さい。

 

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アダルトチルドレンとは?原因、特徴~克服方法、体験談まで【完全解説】

✓目次

・原家族とは
・原家族で何が起きていたのか?
・原家族の中のルール
・原家族(機能不全家族)の8つのルール
①問題について話し合うのはよくない
②感情を表現してはいけない
③言いたいことは直接言わず、第三者を介する
④正しく、完璧であれ
⑤自分を後回しにする
⑥親の言う通りにしろ
⑦遊んだり、楽しんだりするな
⑧波風を立てるな
・健康な家族のルール
・アダルトチルドレンの克服方法
・僕がアダルトチルドレンを克服した方法
・まとめ

 

原家族とは

 

原家族とは、小さい頃の家族の現状のこと

 

アダルトチルドレンで生きづさを抱えている人は、
原家族、小さいころの家族の現状を振り返ることで回復に向かっていきます。

 

人間関係がうまくいかなかったり、
自分が表現できないなど、
「共依存」がまさに今の問題なら、原家族を知ることはとても大切です。

 

※共依存とは、自分主体ではなく、他人や周囲を主体とすることで自分を守ろうとする生き方。

 

 

原家族で何が起きていたのか?

 

例えば、両親の仲が悪く、表面上はつくろっていても、関係は冷えていて、家庭内離婚の状態だった。

 

あるいは、嫁姑の間の確執があった。

 

父親が仕事依存で、妻にも家庭にも目を向けられない状態だった。

 

夫が絶対者で、妻が自分を殺して従わなければならない状態だった。

 

どちらかの親が別の異性関係にはまりこんでいた、などです。

 

親の満たされない思いが子供に向かっていたのかもしれません。

 

例えば、親として精神的に未成熟だったり、自己イメージがゆがんでいて、子供に自分の不満や怒りをぶつけていた。

 

親が自分自身の生き方を見いだせなかったり、目標を失っていて、子供に全ての期待をかけることで自己実現しようとしたなどです。

 

いずれにしても、家族の中で親が親として健全な機能を果たせない状態(機能不全家族)にあったのです。

 

これは、親が悪かった」という意味ではなく、たとえ「素晴らしい人」の集まりでも、関係として機能しないことはあるということです。

 

 

原家族の中のルール

 

どんな家族でも、生活する中でルールが生まれます。

子供の門限や、食卓に座る場所などのルールです。

 

小さい頃の家族が機能していない家族(機能不全家族)だった場合、さまざまな暗黙のルールが存在します。

 

例えば、父親が帰宅したとたん、怒らせないよう、みんなが息をつめて行動しているかもしれません。

 

夫婦の間でひどいケンカがあったのを、みんなが知っているのに、誰一人としてそれにふれようとしないかもしれません。

 

驚くほどに機能不全家族のルールは、
不思議なほど似ています。

 

このルールこそが、アダルトチルドレンの思考パターンや行動に影響し、大人になっても生きづらさを感じることになるのです。

 

家族の緊張関係の中で、お互いに思っていることを口に出さず、実際にあったことでさえ語らないことで、あやういバランスが保たれているのです。

 

そこには、ありのままを受け入れ合う関係ではなく、問題をとりつくろうことに懸命です。

 

 

原家族(機能不全家族)の8つのルール

 

機能不全家族の中には、8つのルールがあります。

ルールの中身と、子供に与える影響を解説していきます。

 

 

①問題について話し合うのはよくない

両親の間に険悪な空気が流れているのに、話し合わない。

問題に直面することを避け、問題を否認する生き方を学ぶ

問題を他人に知られることを恐れ、問題がある自分を恥じる

 

 

②感情を表現してはいけない

子供が親に甘えようとしても、親がいやがる

人に感情を見せることを恐れる

自分の感情を否定する
自分の感情が分からなくなる

 

 

③言いたいことは直接言わず、第三者を介する

例えば、母親が子供に「お父さんがもっと私に優しくしてくれたらな・・・」と打ち明け、子供から父親にそれを言わせる

子供は利用され、相手に直接向き合わないコミュニケーションに巻き込まれる

 

 

④正しく、完璧であれ

親が子供にレールから外れた生き方を許さない

完全主義の考え方をするようになる

期待に添わない相手や自分を責めるようになる

 

 

⑤自分を後回しにする

「遊んで」「お腹空いた」と言えば、そんな勝手なこと言うなと叱られる

自分の欲求を後回しにする

常に相手の顔色をうかがうようになる

 

 

⑥親のいう通りにしろ

親が約束を守れというのに、親は守らない

親への信頼がなくなる

本音と建て前を使い分けて、人を操るようになる

 

 

⑦遊んだり、楽しんだりするな

常に親が疲れ果て、深刻な顔をしている

人生は辛い。
勉強や努力だけが正しい

あまり遊んだり、楽しんだらいけない

 

 

⑧波風を立てるな

家族の暗黙のルールを破ってはいけない

抜け出したり、逃げてはいけない

これまでのパターンを変えることを恐れる

 

 

こうしたルールは、
崩れそうな家族のバランスを何とか保つためにできあがったものです。

 

その背景をさかのぼれば、
親自身もこうしたルールの中で育てられ、祖父母からのパターンを受け継いでいる
のかもしれません。

 

 

健康な家族のルール

 

健康な家族とは、何の問題もなく、いつも幸福な家庭をさすのではありません。

 

どんな家にも問題は起こります。

 

その問題についてオープンに話し合うことができ、解決策を探すことができ、
自分の感情や欲求を表現し、
1人1人の成長にともなって関係が変化していく・・・
そんな家庭をいうのです。

 

 

健康な家族のルール

①問題があったら話し合う

②感情を表現する

③言いたいことは率直にいう

④間違っていても、完璧じゃなくてもいい

⑤自分のことを第一でいい

⑥本音で話す

⑦遊び、楽しむ

⑧変化していい

 

 

アダルトチルドレンの克服方法

 

アダルトチルドレンで生きづらい、辛いと感じている人は、子供時代の家族の様子(原家族)を振り返ると徐々に改善していけます。

 

 

①なぜ、生きづらいのかそのルーツを探る

現在の自分を苦しめている思考パターンや行動パターン、人間関係のパターンがどこから来ているのかを見つけ出し、過去と現在をつなげます。

 

そして、その苦しめているパターンのもととなっている過去のメッセージのうち、
自分にとって有益なものは残し、自分を傷つけているのもは変えていきます。

 

 

②子供の自分と出会い、その感情を受け止め、悲しみを癒す

あなたがえたいのしれない不安や辛さに襲われている時、
あなたの中にいる小さな子供がおびえています。

 

あなたの中にいる小さな子供を

「大丈夫だよ」

「辛かったね」

としっかり抱きしめて、安心させてあげましょう。

 

子供の頃の自分を癒すことで、徐々にアダルトチルドレンの症状は克服していきます。

 

 

僕がアダルトチルドレン克服した方法

 

父が仕事に逃げ、
母が家族の問題を1人で抱えていた

 

僕も元アダルトチルドレンです。

 

父が仕事に逃げ、母親が家族の問題を1人で抱え込んでいました。
母が短気な性格な面もあり、そりの合わない姉と毎日、怒鳴り合いのケンカをしていました。

 

もし、僕まで問題を起こしたら、この家族はダメになってしまうと思い、僕は家族の仲裁役をやっていました。
(バリバリ、アダルトチルドレンですね)

 

両親が離婚する時も、母親と父親との間に入って、何度も何度も、うまく別れられるように話し合いました。

 

正直、めちゃくちゃ疲れました!泣

 

 

原家族を客観的に振り返ることで
克服していける

 

原家族を振り返ってみると、父、母、姉、それぞれが辛かったんだと改めて感じたことで、心が癒されていきました。

 

原家族を振り返る前は、家族に腹が立っていました。

 

どうして、もっとうまくやれなかったんだと・・・・

 

でも、父は家族を経済面で支えるので必死で、母は家族の問題を1人で抱え込んでいて、姉は持病と戦っていました。

 

大人になって、小さい頃の家族を振り返ると冷静にみることができます。

 

それぞれが必死に生きている。

 

その中で自分も必死だった。

 

そんな小さい頃に頑張っていた、自分を誇りに思い、自分にYESと言ってあげました。

「自分よく頑張った!ハナマル!」

 

 

まとめ

・原家族とは、小さい頃の家族の現状のこと

原家族を振り返ることで、アダルトチルドレンを克服していける

 

・原家族(機能不全家族)の8つのルール

①問題について話し合うのはよくない
②感情を表現してはいけない

③言いたいことは直接言わず、第三者を介する
④正しく、完璧であれ
⑤自分を後回しにする
⑥親の言う通りにしろ
⑦遊んだり、楽しんだりするな
⑧波風を立てるな

 


・健康な家族のルール

①問題があったら話し合う
②感情を表現する
③言いたいことは率直にいう
④間違っていても、完璧じゃなくてもいい
⑤自分のことを第一でいい
⑥本音で話す
⑦遊び、楽しむ
⑧変化していい

 

原家族について、ご理解頂けましたでしょうか?

 

原家族を振り返ることで、アダルトチルドレン克服の大きな手掛かりとなります。

 

少しでもお役立ていただけましたら幸いです。

 

もし、アダルトチルドレンでお悩みでしたら、一度、カウンセリングをお試し下さい。

 

一瞬の勇気で人生が音を立てて変わっていきます。

 

どんどん苦しくなる人生、
どんどん楽しくなる人生、

 

あなたはどちらを選びますか?